仕事の目標を立てることの重要性と中年の危機
2024年は、中年の危機を感じました。中年という言葉自体が死語かもしれませんが。独立して10年、プライベートでも一つの区切りを迎え、「この10年必死に走ってきたけれども、たどり着いたのはここでしかないんだ。なんだったんだ。必死にやってきてこれか。」というような気持になりました。
いや、2021~23年の大厄年に比べたら、とても幸せな1年でしたが、人生を振り返ったときに、これしかできていないんだという驚きというかがっかり感というか。
その後、気を取り直して考えてみたところ、10年間でやるべきことはやってきたし、ありがたいことに経営は比較的安定しているし、やりたいお仕事をやれているし、良いことはいっぱいあるんだけど、なんかちょっと違う、みたいな。
がむしゃらに目の前の〆切とやるべきことに追われて生活してきたわりには、これしかできていないんだという気持ちが強かったのです。しかし、かといって、では何ならいいんだというとわからない。これが中年の危機かと思いました。
結局、人生は有限ではない。当たり前だけど。独立したころは事務所にいらっしゃる方ほとんどが年上の方でしたが、もう自分より年下の方がいっぱいいらっしゃるというのに、私は前とずっと変わりない状態で、組織作りができないから、組織内のようにやるべき役割の変化もなく、なんていうか、ずっとこれを続けたいならこれでいいのですが、そうでないなら、このようにがっつり仕事できる期間も、年齢を考えたら、10年15年ぐらいかもしれず。そうすると、あと10年経っても今と全く同じかもしれない。結局、当たり前のことだけれども、しっかり自分がやりたい仕事、やるべき仕事を特定して、あと10年間で何を絶対にやりたいのかを追求しないと、やりたいこともできずに終わっていくのかなと思いました。
仕事の目標をしっかり立てていくことの重要性をひしひしと感じました。何をやりたいのかをまず追及する。そのうえで、もちろんやりたいことばかりやれるわけじゃなくて、やらなければならないこともやらないといけないわけですが、やらないといけないこと以外、何をやっていきたいのか、それをきちんと強く認識しないと、あっという間に年齢だけ重ねてしまうのだなと思いました。
昔思ったことがありますが、一生懸命頑張っていると言ったって、傾向と対策じゃないですが、まず目標があって、その目標を達成するためにはどういう傾向があって、どういう対策があるのかを考えてやっていかないと、ただがむしゃらにやって「私は頑張っているのに」なんて言ってもどうしようもないなと、また改めて感じました。
まずは具体的な目標を立てる。抽象的でもいいけれども、出来る限り特定した目標を立てる。その目標に向かって、1年後3年後5年後に振り返ることが重要だなと。
いろいろ考えて焦りましたが、それでもこれを気づけたことが始まりだとも思います。なかなか目標が立てられない。もやっとしたことはいろいろと思うんだけど、これという目標が立てられない。そんな中、メンターさまといろいろ雑談する中で、もやっとした思いが、あるタイミングで、ぎゅっとした形にきちんとなることがあり。もやもやしつつ、それを考えているうちに、いつかそのもやもやがいっぱい溜まっていくと形になるのかなとも思います。頑張って、目標を立ててやっていきたいです。
いったん、今考えていることは、Webサイトのサービスページにまとめました。
そのほかにやりたいこととしては、やはり元々の理念でいえば、ITと法律の融合。ITと法律対応を別々にしているとちぐはぐになる。そこを法律の要件をIT要件に落とし込むとか、適法なサービスを普及させるとか、そういうITと法律の融合がいいなって思ってました。そのほかに、個人情報保護の正しい理解の普及と、苦労ばかりする作業をできる限り少なくして実効的な個人情報保護のための方策を考えて社会として改善していく仕組みとか、個人情報に限らず不効率・意味の乏しい社会的スキームを改善していくとか、そういうことをやりたいです。あとはPIAの普及とか。
本当にやりたいのですが、やり方が難しい。今までやってきた簡単なやり方は、提案内容をPDFにまとめてブログに貼っておくとかそういうやり方。影響力が強いわけではないのに、細かい資料を出すと、パクられるだけというオチが。まあパクられてもいいかもしれませんが、結局、パクる人って、パクリ元の魂を理解していないので、魂が抜けた劣化版コピーを作るんで、こっちからすると意味なしな感じを受けます。私だけがすべての作業を苦労してボランティアでやりつつ他の人にパクられるとかそういうことがない実践方法を考えていきたいところです。
なんかまとまりませんが、このまとまらなさから、いつか具体的な目標に落とし込めるといいなって思ってます。